2026-06-21 · 組織設計 · 幹部育成
社長依存を越える組織設計——CxO制で変わる意思決定の構造
「社長に聞かないと決まらない」という組織は、事業が成長するほど機能不全に陥ります。社長一人のボトルネックが全体のスピードを落とし、組織は「待つこと」を覚えます。これは構造の問題であり、人の問題ではありません。
事業部制の限界
老舗・中堅企業に多い事業部制は、事業ごとの縦割りで動きます。この構造では「ブランドの一貫性」「採用の方針」「財務の基準」といった横断的な判断が、都度社長に集まります。結果として社長は全ての横断的決定者になり、幹部は「自分の事業部」だけを見るようになります。
CxO制が変えるもの
CxO(CCO, CHO, CFO, CBO等)制は、機能ごとに最高責任者を置く設計です。「ブランドに関する判断はCBOが下す」「採用・人事の方針はCHOが設計する」という役割分担により、社長への集中が解消されます。同時に、幹部が「全社視点」を持つ訓練になります。
導入のステップ
いきなり役職名を変えるより、まず「この意思決定を誰が最終承認するか」を現行業務で整理します。今、社長が判断していることのうち、任せられるものを一つ特定し、その責任者を決める。これが最初の一手です。権限移譲は一度に全部でなく、段階的に行うことで失敗リスクを下げられます。
CxO制と社長依存脱却の設計図はnoteで: CxO制——老舗企業が事業部制を捨てるべき理由(note)
幹部育成と組織設計の設計、一緒に考えます。
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